子どもの「育つ力」を信じて
我が子を初めて抱いた瞬間、感じた生命の尊さと幸せ。
「この子には幸せに生きてほしい」——その想いとともに、子育ての不安も生まれます。
モンテッソーリ子どもの家 桜びよりでは、
ベビーマッサージとモンテッソーリ教育を通して、
子どもが本来もつ“自己教育力”を最大限に伸ばすお手伝いをしています。
親が子どもの発達を理解し、成長に寄り添うこと。
それが、子どもの未来を育む第一歩です。

1. 人生の土台を作る最も重要な乳幼児期
赤ちゃんは、何も分からないままこの世に生まれてきます。
毎日自分のお世話をしてくれる人を認識し、その人を通じて世の中と関わり、
自分という人間を作っていきます。
- 自分の意志通りに動く体を作る
- コミュニケーションで必須となる言語の獲得
- 自分でできるという自立心
- 社会で生きる為の自律心を養う
2. 親と子の信頼関係の構築
親子間の信頼関係が最も形成されやすいのは、乳幼児期です。
この時期に、子どもが肯定的に受け入れられ、安心して自己表現できたかどうかは、
その後の「対人関係の基盤」や「自己肯定感」に大きく影響します。
一方で、否定的な関わりや過干渉・放任的な対応が続くと、
子どもは親への信頼を保ちながらも、自らの感情を抑えて生きる傾向が生まれます。
これは、子どもの生存本能に基づく自然な反応ですが、長期的には自立や主体性の発達に影響を及ぼします。
したがって、親が子どもの発達や心理を理解し、
「信じて見守る関わり」を実践することが、健全な成長の前提条件となります。
しかし、実際にはこの“信じて待つ”姿勢こそが最も難しいものです。
モンテッソーリ子どもの家 桜びよりでは、
子どもが安心して自分を表現できる環境を整えることで、
親子双方が成長し合う関係性の構築を目指します。
3. 一般的な幼児教室とモンテッソーリ教育の違い
モンテッソーリ教育の基本的な考え方は「子どもには生来、自立・発達していこうとする力(自己教育力)があり、その力が発揮されるためには発達に見合った環境(物的環境・人的環境)が必要である」というものです。
大人(親や先生)が子どもに何かを教え込むということではなく、子ども自身が「できた!」という経験を積み重ねることによって、環境を通じて学んでいく教育です。
- 親は子どもを信じることができるようになるので、 生涯の親子関係の絆を作ることができる
- 子どもは主体的な活動の繰り返し体験により、主体性・意志力が身につく
- 乳幼児期から年長まで手をたくさん使うので、器用になります。 更に理解力、行動力、思考力、記憶力を伸ばすことができる
- 他者と比較しない子育てができるようになる
- 子どもの集中力・自立心・自律心が高まる

マリア・モンテッソーリについて
マリア・モンテッソーリ(1870-1952)は、イタリア生まれのローマ大学初の女性医師であり教育者です。モンテッソーリは病院で知的障碍児の様子を知り障害児に対する関心を深め、研究を進めました。その頃、フランスの医師であるセガンの著書に出会い影響を受け、医学的な観点と知識から子どもの観察を通し、子どもの自己発達を助ける様々な教具を開発したのです。「私の用いている方法は、障害のある子どもの教育だけにとくに限定されるものではない」と感じていたモンテッソーリは後に、イタリアのスラム街に建てられた保育施設で【子どもの家】を開設することになりました。ここでの実践から生まれたのが現代につながる「モンテッソーリ教育」なのです。
当時のイタリア社会では「子どもは何もできない存在」とされていましたが、モンテッソーリはその考えに真っ向から反対したのです。「子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。できないとすれば、やりかたが分からないだけなのです」。子どもには自分の力で育とうとする【自己教育力】が備わっているので、大人は子どもの力を信じ、子どもの発達段階に相応しい環境を準備する事が何よりも大切だと言われました。
そして、子ども達はみな知的好奇心をもっており、その「知る」という事といきいきとした生命力とは相反さないものであると考えました。子ども達から知的好奇心が表れるためには子どもの自由と自発性を保障し、興味と関心が引き出される環境を整えることを重視したのです。
「子どもは、私たちにとっては未知の能力をあたえられています。その能力によって、世界をすばらしい未来に導くことができます。もし人々がほんとうに世界の再建を目指すなら、人間の潜在能力を発達させることを教育の目的にしなければなりません。」
(マリア・モンテッソーリ著 中村勇 訳“子どもの精神―吸収する精神―” p.7 4行目~7行目
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子ども達には自らが育とうとする自己教育力が備わっています。その力をもとに子ども達が主体的に学び成長していく環境を大切にしています。
ブログ記事
- ブログはじめますこれからブログを書いていきます。お楽しみに!
