モンテッソーリの活動の中で【繰り返す】という事はとても重要なポイントです。
先日教室の環境を変えることで、その繰り返しに繋がった内容を紹介します
5歳頃から、自分の手で何かを作り上げることが楽しくて仕方がない時期になってきます、その一つに「折り紙」の活動があります。折り紙は端を合わせて折り目をつける事や、折り方の行程を見て折っていくという高度な活動です。
平面から立体の物が出来上がるので、その魅力にはまるとどんどんいろんなものを作りたくなるようです。
平面から何かが出来上がるのですから、単純に考えてすごいことですよね!
子どもは自分で分かりたい!わかる力を持っている
折り紙の本って、分かりやすいものもあれば難しいものもあります。でもだいたい子どもにとっては折り方を文章で説明して、平面の写真だけでは難しいこともあります。
モンテッソーリ教育の環境では自分で考えてやってみてわかる!というプロセスを大切にしています。ですが作りたい物に対して、難しかったり分からなくて大人の手が必要なことが多かったのです。そこで、自分たちで折れるように準備の見本に一工夫してみました。
すると・・・。
年長の男の子が教室に入るなりその折り方の見本を見て、『今日はこれ折ってみる!』と言いました。
最初は見本をみてもどうしてもわからない点だけ少しフォローしました、1回目、2回目、3回目と何回も繰り返し折っていきました。2回目は一人で見ながら折り、3回目からは見本を見ずにひとりで記憶した折り方を折っていったのです
今までの折り紙でははここまで達成した様子を見ることはありませんでした、黙々と自分で折れる喜びを感じている様子がとても素晴らしく、嬉しかったです。
教師は、子どもが自分でやり始めて繰り返し活動をする中で集中が深くなっていき達成する姿を見ることが何よりの喜びであり幸せを感じるのです。
まさにその光景でした。
心の中で『ヨシッ!』とガッツポーズをしたい気持ちでした♪
『オレ、一人で何も見ずに折れてん!!』
彼が自分の力で分かる喜びを感じた瞬間でした。
この時の心の変化
表面的には、一人で折り紙で作品を折ることができた!折り方が分かるようになった!っていう事ですが
この時に自分がやろうと決めた活動を自分が納得いくまで繰り返し、達成感を感じ、自分で活動を終えたという事は、全て主体的に行動し能動的に活動を行っているこの一連の活動の中で、集中力を伸ばし、自己効力感が高まります。やがてその延長戦には、自己の心が満たされることで他者への思いやりの心が育まれていきます。
モンテッソーリ教育が目指す先には、平和教育があります。
皆さんが思う平和な世の中、平和な関係、平和な家族ってどんな形でしょうか?
是非身近なところから考えてみてください。
平和はどこか遠いところにあるのではなく、きっとすぐ目の前にある場所から始まるはずです。
その心を育むことがきっとモンテッソーリが目指した、平和教育なのでしょうね。

